探偵興信所の採用・雇用調査
「採用調査」「雇用調査」とは、社員や従業員の採用時において、面接や試験などではなかなか判る事がない人柄や生活状況を調べ上げる調査のことです。
提出して貰った履歴書を元に、その内容に詐称の有無や生活状況を調べ上げていきます。
- 学歴
- 職歴
- 前職の退職理由 など
経歴を詐称する実例としては、学歴において高校、大学を○○年に卒業と記述されていても実際は中途退学であったり、職歴においても空白期間が出てきたり、前勤務先での退職理由についても解雇されていたにもかかわらず、自己都合で退職などと記述していた事実が確認されたケースなどです。
又、現住所や前住所近隣への内偵を行い、生活状況を知る事で「素行」面での懸念事項や「近隣とのトラブル」なども確認される場合もあります。
こういった状況を確認する事で更に面談などでは見えてこない性格面の本質を知る事もできます。
採用する際に気をつけなければならないのが「借金問題」です。
人柄的には申し分なく採用したものの多額の借金があり、金銭や商品を盗んだり、大事な顧客情報や機密データを売却する等、会社の信用問題に関わる大きな問題を起こす懸念が出てきます。
借金調査もある意味、必要な採用条件となっています。
探偵事務所の企業信用調査
企業調査では「帝国データバンク」「東京商工リサーチ」といった大手調査会社がありますが、この大手調査会社とは別な側面から調査をしていきます。
それは個人情報を扱ってきた経験と実績から出来る調査であり、代表者個人の家族を含めた調査することで損益決算書などの数字データからは見えてこない情報を知る事も出来ます。
これは前代表者、更に元代表者などにも調査範囲を広げる事で更なる深い調査も可能です。
また、設立後からの経緯も精査して実際には休眠会社を買い取り、さも業歴が長い会社に見せているような会社もあります。
まして規模の小さな企業や個人商店的な会社には最適な調査方法です。
大手信用調査会社の報告書が信用できない訳ではありませんが、探偵事務所に相談に行くような信用調査希望の依頼者はすでに大手調査会社の報告書は持っているはずです。
探偵事務所の中には暴力団などのフロント企業など反社会勢力との関与関係について鋭く調査をしてくれるところもあります。
これは数字などからは全く出てこない情報です。探偵という職業ならではの企業信用調査を求める大手、中堅企業が増加しています。